カヌーは危ないの?

カヌーは危ないの?

セーフティ・パドリングのために

 大自然の中でやる水遊び・カヌーは爽快で、非日常的な刺激を持つ環境に優しいレジャーだ。しかし自然の中には、そして自然の中でやる水遊びには、常に危険が潜んでいる。だから 他のアウトドアスポーツと同様に、一歩間違えれば、本人はもとより周囲の人々をも危険に陥れたり、死亡事故まで誘発する可能性のあるレジャーであることを認識する必要があります。 安全で快適なパドリングを楽しむために、自然と付き合うためのルールやマナー、カヌー独特のルールなどを、常に心がけよう。

 こういったことを 認識することによって、より安全で快適なカヌーが楽しめる ようになるのです。要は、全く当たり前のことですが、 技量や経験に応じて段階的に進めていけばよい のです。そのお手伝い(アドバイス&サポート)をするのが、我々プロ・インストラクターの役目なのです。お任せ下さい!

  • ライフジャケット(PFD)は必ず着用しよう。 →水遊びであるパドリングには欠かせない必需品
  • 必要に応じてヘルメットを着用しよう。→川下りには欠かせない必需品
  • 水温や気温に適したウエアを身につけよう。 →体が冷えきってしまうハイポサーミア↓に陥らないよう、体感温度よりも水温を目安に
  • 艇には浮力対を装着しよう。→フィールド状況や特定のモデルには欠かせない必需品
  • 使用前に用具を点検しよう。→艇本体だけでなく周辺用具も
  • カヌータイプに合ったレッスンを受けよう。→テクニック向上はセーフティの第一歩
  • 単独パドリングは極力謹もう。→確かな技術を持った信頼できるパドラーと
  • 増水など、悪条件でのパドリングはやめよう。→やめる勇気が大事
  • フィールドの事前調査をしよう。→日々、刻一刻とその姿を変える自然
  • 自分の能力以上の行動は慎もう。→フィールド状況と自分の技量の見極めは重要
  • 万全な体調でパドリング。→避けたい強行軍、もしも体調悪化はリーダーに告知
  • 救急処置法と救命訓練を心がけよう。→ファーストエイド・キット(救急箱)の携行
  • ゴミのポイ捨ては厳禁。必ず持ち帰ろう。→当たり前のこと
  • 水辺にはパドラー以外の人達も大勢いるので気持ちよく共有できるように心がけよう。→ローカル(地域限定)ルールがあることもしばしばなので、地元パドラーからの情報は有益
  • 立ち入りが禁止されている場所へは許可なく入ることは出来ないので注意しよう。→ローカル(地域限定)ルールがあることもしばしばなので、地元パドラーからの情報は有益

 ウクディの講習&ツアーでは、上記の事項を十分配慮し、参加者個々人の技量(経験)に応じた自立したセーフティ・パドラーになっていただけるように、段階的に必要に応じたアドバイス&サポートを積極的に取り入れています。

ハイポサーミア(低体温症)

 体温を奪われることで体内温度(深層体温)が下がり、正常な代謝機能が麻痺してしまう症候群の事で、水の中に浸かっていたり、濡れた衣服を着用していることが原因で起こる病気。最終的には死亡にまで至る。症状の目安は次の通り。

  1. 初期:寒気、手のかじかみ、体の振るえ、指先のしびれ等
  2. 中期:体が固く震え、動作が不自然になり、口ごもるようになる
  3. 中期〜重症:自分の意志で体の震えを止められず、話が困難になる
  4. 重症:筋肉が硬直し、意識朦朧、感覚麻痺、言語障害に陥ったり、正常な脈拍を腕から取ることができない

 水中では空中の25倍の早さで体温が奪われていくので、体感温度の高い夏にも発症例が多く見られる。尚、身体の小さな子供は、大人よりも早く発症する。パドリングにおいては最も注意しなければならない病気。
 くれぐれも、水温や天候に適したパドリング・ウエアの着用を心掛けてほしい。