「カヤック」とか「カナディアン」とか?
" KAYAK " & " CANOE "--2タイプのパドリング・スタイル!
カヌーという舟(艇)を動かすための道具である櫂(かい/パドル)には2つのタイプがある。艇の両側を漕ぐことを目的とした櫂 -- シャフトの両側に水を捕まえるところ(ブレード)がある -- を「ダブルブレード・パドル」 といい、艇の片側を主に漕ぐことを目的とした櫂 -- シャフトの片側のみに水を捕まえるところ(ブレード)がある -- を「シングルブレード・パドル」という。漕ぐ道具が違えば、必然的に漕ぐテクニックも微妙に変わってくる。
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ダブルブレード・パドル
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シングルブレード・パドル
そしてダブルブレードのパドルを使って漕ぐことを想定とした艇を " KAYAK "(カヤック)と呼び、シングルブレードを使って漕ぐことを想定とした艇を「カナディアン・カヌー」と呼んでいる。ただしこのカナディアンという呼び方は日本独自のもので、本来は " CANOE "(カヌー)と呼ばれる。日本では「カヌー」と言えばカヤックも含めた全体の呼称に使われることが多いが、最近はカヤック&カヌーのように使い分けられる場合も多くなってきた。
カヤックのほとんどは、船体の上部が覆われているクローズド・デッキタイプ。カナディアン・カヌーは、オープン・デッキタイプが多く普及し、このタイプを"OPEN CANOE"(オープンカヌー)と呼んでいる。さらに、静水用、川用、海用などフィールドに応じて、また競技用(スラローム、ワイルドウォーター、レーシング等)やレジャー用など目的に応じて、艇の形や性能が違っている。レジャー等でよく目にするタイプの一例は下記の通り。いずれも90年代に出回っていたものを例に示してあり、現在ではリバーカヤック系の形状が変化してきている。
この他組み立て式タイプ(フォールディング・カヤック/カヌーまたはファルトボート)、ゴムボート・タイプ(インフレータブル・カヤック/カヌーまたはダッキー)、ボールゲームであるカヌー・ポロで使われるポロ・カヤック等がある。
このように「カヌー」と一言で言っても、実に多くのタイプの艇がある。これはカヌー遊びというものが、多種多様化している現れであろう。そしてこれらの共通点は、艇の形は違えどもいずれも「パドル」というものを使って漕ぐことである。だから総称に「パドル・スポーツ」とか「パドリング」、それをやっている人達を「パドラー」などと呼ぶことも多くなった。
KAYAK
リバー(WW*)カヤック/プレイボート/ダウンリバー系
広く普及している一般的なリバーカヤック
リバー(WW*)カヤック/プレイボート/ロデオ(FS*)系
ロデオ遊びもこなすオールラウンドタイプ
リバー(WW*)カヤック/ロデオ(FS*)ボート
ロデオ(FS*)専用艇で川下りには向かない艇も多い
リバー(WW*)カヤック/クリークボート
急峻で落差のある流れを下る事を目的としている
ツーリングカヤック・ソロ
緩やかな流れ、湖、沿岸部等でショートツーリング
シーカヤック/コースタルタイプ・ソロ
海岸線沿い等をツーリング。運動性の高い艇も多い
シーカヤック/エクスペディションタイプ・ソロ
長期遠征を目的としたビッグ・ボリューム艇
レクリエーショナルカヤック・タンデム(&ソロ)
安定性の高いお手軽な水辺遊びパドリング
シットオントップ/ツーリングタイプ・タンデム(&ソロ)
デッキのないタイプで、静水等でのツーリング
シットオントップ/プレイボート
川下り等を目的としたデッキのないタイプ
CANOE
オープンカヌー/ツーリング・タンデム
広く普及している、緩やかな流れや静水用タイプ
オープンカヌー/リバー(WW*)/オールラウンド・ソロ
川下り用オープンカヌーとして最も一般的なタイプ
クローズドカヌー/リバー(WW*)/プレイボート
リバーカヤックと同等の性能を持つ
*WW---ホワイトウォーターの略:リバータイプの艇にこの呼称を使う事も多い
*FS---フリースタイルの略:最近はこの呼称の方が一般的であろう
